Tech.ms

0
0

Node.jsを使ったバックエンド開発（Express）

Node.jsとExpressを使用したバックエンド開発の基本について解説します。シンプルなAPIサーバーの構築からルーティングやミドルウェアの活用方法まで、具体的なサンプルコードを交えて紹介します。

Node.jsを使ったバックエンド開発（Express）

Node.jsとExpressとは

Node.jsは、サーバーサイドのJavaScript実行環境であり、非同期イベント駆動モデルを採用しています。これにより、高速でスケーラブルなネットワークアプリケーションを構築することができます。一方、ExpressはNode.jsのための軽量なWebアプリケーションフレームワークで、シンプルなAPIを提供し、ルーティングやミドルウェアの管理を容易にします。

Expressを使ったシンプルなAPIサーバーの構築

以下は、Expressを使用してシンプルなAPIサーバーを構築する例です。

1. プロジェクトのセットアップ

まず、Node.jsプロジェクトを作成し、Expressをインストールします。

mkdir my-express-app
cd my-express-app
npm init -y
npm install express
コピーしました

2. サーバーの作成

次に、index.jsというファイルを作成し、基本的なサーバーをセットアップします。

const express = require("express")
const app = express()
const port = 3000


app.get("/", (req, res) => {
  res.send("Hello World!")
})


app.listen(port, () => {
  console.log(`Server is running at http://localhost:${port}`)
})
コピーしました

このコードでは、Expressを使用してHTTP GETリクエストを処理するシンプルなサーバーを作成しています。app.get()メソッドを使用して、ルートパス（"/"）へのリクエストに対してレスポンスを返します。

3. サーバーの起動

ターミナルで以下のコマンドを実行し、サーバーを起動します。

node index.js
コピーしました

ブラウザでhttp://localhost:3000にアクセスすると、「Hello World!」と表示されます。

ルーティング

Expressでは、app.get()、app.post()、app.put()、app.delete()などのメソッドを使用して、さまざまなHTTPリクエストに対するルーティングを設定できます。

app.get("/users", (req, res) => {
  res.send("GET request to /users")
})


app.post("/users", (req, res) => {
  res.send("POST request to /users")
})
コピーしました

この例では、/usersエンドポイントに対するGETおよびPOSTリクエストを処理しています。

ミドルウェアの活用

ミドルウェアは、リクエストとレスポンスの処理の間に実行される関数です。Expressでは、app.use()メソッドを使用してミドルウェアを追加できます。

const logger = (req, res, next) => {
  console.log(`${req.method} ${req.url}`)
  next()
}


app.use(logger)
コピーしました

この例では、リクエストのメソッドとURLをログに出力するシンプルなロガーミドルウェアを作成しています。

まとめ

Node.jsとExpressを使用すると、シンプルかつ効率的なバックエンドAPIサーバーを迅速に構築することができます。Expressのルーティングやミドルウェアの活用により、柔軟で拡張性のあるアプリケーションを開発することが可能です。本記事では、基本的なサーバーのセットアップからルーティング、ミドルウェアの利用までを紹介しました。これを基に、さらに高度なバックエンド開発に挑戦してみてください。

コントリビューター

taku10101
SEKI-YUTA
illionillion

コントリビューター

taku10101
SEKI-YUTA
illionillion